出血大赤字
2007-09-19


禺画像]
去る9月16日、友人夫妻ともう一人の男性の友人、それと私の計4名で香川に讃岐うどんを食べに行ってまいりました。
朝9時から夕方の6時半までにうどん7食を食べ、怪しげな天気と異常なまでのハイ・テンションの中、「うどんの神が舞い降りた!」と全員で叫んでしまった、その抱腹絶倒いや満腹悶絶の旅行記を今回はUPするつもりでした。
昨日までは。

昨夕、往復電車代420円を浮かそうと、自転車で梅田へ買い物に向かった私。
割と順調に進み、ちょうど中間地点である尼崎の大物(だいもつ)付近に差し掛かったとき、前方の歩行者信号の青が点滅し始めた。
僅かな上り勾配で、普段なら滅多にしないダンシング(立ち漕ぎ)で急いで渡り切ろうと2回ほど強く踏み込んだら、急に右足が軽くなった。
このところ手入れを怠っていた我がママチャリのチェーンが、後輪のスプロケットから外れたのである。
上りでの立ち漕ぎだったので、少々前のめりであった事に加えて全体重を乗せた右足が空を切ったのだから、当然の如く、右前方に吹っ飛んでしまった。
運の悪い事に、そこには歩道と自転車道とを隔てるレンガ積の歌壇の角があった。
私は右のおでこからそこに突っ込み、前歯と顎と左肩を打ちつけ、続いて左のおでこ、鼻、左肘、右膝を地面に擦り付けて止まった。
「やってもたっ!」

暫く、(と、いってもせいぜい30秒ほど)動けなかった。
そして、生暖かい液体が顔の周りを濡らし始めたので
「あ、血が出てる」と思いながら立ち上がると、右のおでこから滝のように血が流れ落ち、ズボンの太ももの部分にたちまち大きな染みをつくる。
たまたま通りかかった母親と女児の二人連れが「凄い出血ですよ。救急車を呼びますね。」と、119に通報してくれた。
大変、ありがたかったです。
救急車が来る数分間の間に、現在の状況の確認。
まず、意識、思考は大丈夫そうだ。(普段から変だなんて言っているのは誰や!)
右のおでこから大量の出血。
傷口を触ると、3センチくらい裂けて、中までザックリえぐれている。
前歯が2本欠けている。
と言っても、こいつは以前マウンテンバイクでコケた時に折れて、貼り付けていたのが取れただけだ。
いまさら、どうって事は無い。
左顎が痛い。
左肩が痛い。
左肘と右膝を大きく擦りむいているが、ちっとも痛くない。
カバンとその中身も無傷のようだ。
眼鏡のレンズに傷が入っているが、フレームの方には大きなダメージはなさそうだ。
自転車は?
あんなケッタクソの悪いモン、知るか!ほっとけ!
でも、明日からの通勤、どないしよ。
あ、明日これでは仕事に行かれへんワなぁ。連絡しとかな。
等と考えていると、救急車のサイレンが聞こえた。
親切な方の娘さんが「手ぇあげて、しらせてあげよか?」と言うので、
「そんなんしたら、タクシー停まるヨ。」と顔と両腕を血まみれにしながら軽く応答できた自分に、意外と大した怪我では無さそうだと安堵した。

救急車に乗せられ、応急手当と問診の後、受け入れてくれそうな病院2,3箇所に連絡をとったがナカナカ決まらず、やっとのこと割と西宮よりの診療所に搬送された。
そこで、もう一度きれいに傷口と両手を洗って、おでこを4・5針縫い、擦り傷には何だかぶよぶよするヘンテコな絆創膏が貼られ、頭部のレントゲンを撮られた。
レントゲンの結果は、骨には異常なし。
右おでこの傷は、骨まで達していたそうだ。
相変わらず、丈夫な骨である。
目の前のライトパネルに貼り付けられた自分の頭部のX線写真を眺めながら「あれ、貸してくれへんかなぁ。自分でプリントしてみたいなぁ。」
等と、呑気に考えてしまう自分に呆れてしまった。
一時金を払い、診察券と薬をもらって帰途についた。

今回の怪我で、治療費やら眼鏡の修理費やらがかかり、仕事も一日分実入りが減った。(自転車は、ほとんど壊れていなかった。)

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